こちらは2021年4月に開催した笑屋株式会社主催のイベント「第1回 校友組織カンファレンスオンライン」の参加者へ送った事前アンケート「第1部の基調セッションで、登壇者の方に質問したいことはございますか?」よりいただいた質問に、ご登壇者の方々・笑屋のスタッフから回答させていただく記事です。※イベント詳細【校友会関係者限定】第1回 校友組織カンファレンスオンライン 4月21日(水)開催決定!※イベントレポート【満員御礼!】全国60名以上が参加した校友組織カンファレンスを開催しました!お忙しいところアンケートにご回答いただきました登壇者の皆さま、誠にありがとうございました!【注意事項】いただいたすべての質問に回答できているわけではないことをご了承ください類似している、または重複している質問はほかの質問と統合したり、回答を省略しているところがございます質問の内容を種類別にしています。下記の<目次>を使うと移動が簡単です <目次> 1. ホームカミングデーの参加者に関する質問Q. HCDは比較的年配の方々が大学に来て、ご学友とお話ししたりお酒を飲んだりを楽しむという傾向が強いと思われますが、そういった層の方がオンライン開催になったことで、離れてしまった感はありましたでしょうか?(立教大学回答)1年程度のオンライン開催で常連客が離れるとは考えにくいですが、長期化すると少し心配ではあります。しかしながら、そこは切り替えて新しい顧客層の開発も必要かと思っています。(筑波大学回答)もともと1学年のみの招待でしたので、離れたという感覚はありません。コロナ明けに再度集められるようなことができれば、例年以上の成果になると思います。(桜美林大学回答)離れた可能性はありますが、ユニークユーザー数の内、55~64歳が9%、65歳以上が11.5%でした。そのため、上記の世代で1,500名以上の方にご視聴いただけたことを考えると、以前よりも参加された方の数は多かったと思います。(笑屋回答)年配の方が離れる可能性は捨てきれませんが、そこをカバーするために「カスタマーサポート」や「マニュアル」の準備が必要だと思います。実際の例として、80代の方がオンライン交流会に参加し、20代の方と交流されていた例もございます。Q. オンライン化によって参加者層に変化はありましたか?(立教大学回答)年齢層という点では大きな変化はありませんが、これまで当日にキャンパスに来れなかった卒業生が多く参加できたという点が大きな変化だったと考えています。(筑波大学回答)普段だと参加できないような海外在住者や小さなお子さんがいる卒業生が参加できたこと。ホームカミングデー自体の存在を知らなかった卒業生がほとんどでしたが、今回のことで大学に興味を持ち直した人が増えた印象です。(桜美林大学回答)参加層は明らかに若返りました。(笑屋回答)参加層の若返りはあったと思います。また、地方や海外在住で物理的にキャンパスに行けない方の巻き込みにも繋がっています。一方で、マニュアルの準備やカスタマーサポートの設置により、高年齢層の方にもご満足いただける設計ができております。Q. 開催にあたり、ターゲットの年齢層は設定しましたか? また、実際の参加者とターゲット層は合致していましたか?(立教大学回答)年齢層のターゲットは特に意識せず、家族も含めた全世代の参加を意識しています。(筑波大学回答)ターゲットは卒後20年世代の40代前半。最終的には全年齢対象になりました。(桜美林大学回答)2019年度卒をメインに設定しました。登壇者にも若手を集め、「知ってるやつ出てるから見よう」を期待しました。(笑屋回答)やはり若手卒業生をターゲットに置いた大学は多く、概ね想定通りの結果を得られた大学さまが多い印象です。 Q. オンライン開催での参加者数(立教大学回答)合計視聴数約10,000回。(筑波大学回答)YouTube、Facebook合計約18,000回視聴 (4月21日現在)。オンライン懇談会参加者数は約120人。(桜美林大学回答)U.U8,000人程度。(笑屋回答)全国のオンライン開催視聴者数については、弊社が運営している「校友組織データベース」に掲載しております。無料でご登録できますので、よろしければご参考にしてください。 Q. 視聴者の年齢層の内訳結果について、差し支えない範囲で教えていただきたいです。(筑波大学回答)20代:7名、30代:19名、40代:48名、50代:15名、60代:7名 (アンケート回答者96名)(桜美林大学回答)13‐17歳:2%、18‐24歳:38.9%、25‐34歳:13.2%、35‐44歳:12.1%、45‐54歳:13.3%、55‐64歳:9%、65歳以上:11.5% Q. 最も重要視している (課題と感じている) ターゲット (年代、性別、エリア等) と戦略はありますか?(立教大学回答)戦略的ターゲットを特に設けず開催しています。あくまですべての校友とその家族、本学に興味を持ってもらえそうなその他の人など、この行事を行う意義をメインに考えています。(桜美林大学回答)20~30代。大学のことは嫌いではない人。(笑屋回答)20~30代の若手を重視している大学さまが多いです。 Q. 参加者間に仲間意識を持ってもらうための演出の工夫はありますか?(立教大学回答)双方向でのやり取りを増やさないと仲間意識は醸成されないと思いますが、全体イベントでの企画としては難しいと考えています。(筑波大学回答)できるだけライブ配信の企画コンテンツを行い、コメントを取り上げるなどをしています。(笑屋回答)交流をするときは全員で顔出しができる心理的安全性を確保し、コメントやリアクション機能(スタンプ等)を運営側で積極的に活用するよう参加者に促すことが重要だと思います。 2. 企画/コンテンツ作成に関する質問Q. コンテンツはどのように選定していますか?(筑波大学回答)事務局で案を作成し、委員会で選定しています。(桜美林大学回答)校友からアイデアを募り、事務局で作り上げています。 Q. 企画や技術面でどのような業者にどこまで委託されていましたか? また、その費用はどの程度かかりましたか? (具体的でなくても通常のホームカミングデーと比べて等)(立教大学回答)企画立案は実行委員会と事務局で行い、その内容を映像化するにあたっての企画立案、台本作成、撮影(ロケ含む)は外部に委託しました。費用については、通常の開催よりトータルでは下がりましたが、当初想定したものよりかなり膨らみました。予算は非公開ですが、対面のみで実施するより1千万単位で費用減少です。(筑波大学回答)企画内容の落とし込み、映像作成・配信、当日のマネジメントを委託しました。費用は例年の半額程度でした。(桜美林大学回答)企画の具体的な落とし込み、告知、配信は外部委託。配信、企画周りにお金をかけた分、紙媒体のDMは60歳以上にしか出さない、送付の際は他の部署のお便りも併せて送付することなどでコストカットしました。(笑屋回答)企画及び仕様書の作成から弊社が入って制作に携わることも少なくありません。予算額は通常のホームカミングデーとほとんど変わらないように思います。 Q. 登壇者のアポどりや登壇者への謝礼はどうしていますか?(立教大学回答)出演者については、あらゆる伝手を使って連絡を取り、謝礼については相場と会の状況をご判断いただき調整しました。(桜美林大学回答)アポどりは主に職員が担当。一部の企画では笑屋さんにもやっていただきました。謝礼は基本なしですが、粗品程度プレゼント。司会など大役を務めた方にのみ、謝礼を振込支払いしています。(笑屋回答)アポどりは基本、大学さまで行っていただいております。大学さまの方でお声がけいただく方が、承諾いただけることが多いためです。しかし、弊社でもアポどりを一部お手伝いさせていただくこともございます。謝礼も少額でお支払いするケースが多いと思います。 Q. 企画実施しているメンバー (学生含む) の規模感も教えていただきたいです。(立教大学回答)校友会本部の委員会20名程度。(筑波大学回答)委員会(教員):13名、事務局:8名、学生:なし(桜美林大学回答)コアメンバー:卒業生2~3名、事務局:1名、学生:30名程度 Q. 教員や学生の巻き込み方法はどのようにしていますか?(立教大学回答)オンラインでない通常での運営だと、アルバイトで学生を雇用しています。また、教員には講演などの依頼を行いますが、運営自体への参画は要請していません。(筑波大学回答)教員組織の代表者が実行委員をしているので、委員経由で参加依頼しています。学生は特になし。(笑屋回答)ゼミ交流会という立て付けで教員を巻き込んでいく方法や、イベント運営に慣れている学園祭実行委員にもメリットのある形で巻き込んでいくのが良いと思います。Q. 学内での運営主体はどのような体制になっていますか?(立教大学回答)学内での運営主体は組織上、総長室の1部局である渉外課が校友会事務局を兼務しているので、当該部局で行われています。(筑波大学回答)運営主体はホームカミングデー実行委員会。(桜美林大学回答)学内運営主体は校友課員、学生アルバイト。(笑屋回答)弊社がやりとりさせていただいている大学さまの多くは校友課職員さまであるケースがほとんどです。 Q. 参加者との対話やコミュニケーションなど、インタラクティブ性の実現手法はどのようなものをお考えですか? また、参加者満足度向上のための取り組み (対面で参加経験のある方による「物足りなさ」へのフォローアップなど) は行っていますか?(立教大学回答)「参加者との対話」など、参加型プログラムについては今後の大きな課題と認識しています。ただ視聴するだけでなく、アクティブなプログラム作りの工夫を考えていきたいです。(筑波大学回答)YouTubeやFacebookのコメント投稿を生放送で取り上げる。オンライン懇談会ではファシリテーターを置き、話題性のある内容や短い時間で豊富な話題を提供するなど、全参加者がしゃべれるように配慮する。(桜美林大学回答)YouTubeのチャット機能を使って企画内でコメントを拾ったりしているが、限度はあると思います…。学生や職員にコメントで返せるものは返してもらいました。見ている人が自分事として見れるようにすること、学生を多く出演させることも大事だと思います。(笑屋回答)oViceなどのツールを駆使したり、ハイブリッド型の開催が有効な手段だと思います。 Q. コンテンツ制作においてご苦労された点はありますか?(立教大学回答)制作自体は委託しているが、その前段階での企画の進行が大変でした。(筑波大学回答)登壇者は多忙な方が多く、当日や打ち合せの日程調整が難航しました。オンラインでの打ち合せが一般化しているおかげで何とかなりましたが、対面前提だと開催自体が危うかったかもしれませんでした。(桜美林大学回答)卒業生からのアイデアをまとめて実行計画に落とし込むのが大変でした。 Q. アクセス数や滞留時間を増やすための工夫はありますか?(立教大学回答)特にしていないです。アクセス数については年齢層、ターゲットを幅広く設定することでカバーできると思っています。(筑波大学回答)プレゼント企画や、開学当時の卒業生にとって衝撃的な写真をSNSで広報して、卒業生が興味を持つように働きかけました。(笑屋回答)卒業生に楽しんでもらえるように一つひとつの企画のターゲット層と内容を作り込むことはもちろんのこと、カメラアングルの切り替えなどを工夫して飽きさせないような演出が重要だと思います。 Q. 同窓生の年代は20代以上すべてになります。歴史を重ねた大学であれば、高齢 (80歳以上) の方もおられることになります。幅広い年代の方々に満足いただける企画を行うのは難しいと思いますが、あえて、オンライン上で、老若男女すべてが交流できるイベントをするならば、どのような企画が考えられるでしょうか?(筑波大学回答)五輪や駅伝などのスーパーメジャーなスポーツをパブリックビューイングする、といったような、リアルタイムで感動を共有できる企画が理想です。(桜美林大学回答)ジャストアイデアですが……世代をMIXしてチーム分けして、ディベート大会とか? テーマは自大学の良い所。判定は学長が「忖度ありで決めます」と事前アナウンス。いま本学で企画していることは、オンライン海外旅行を行い、体験後1人ずつ印象的なシーンの共有程度を行う、という会。(笑屋回答)老若男女の交流は共通の話題を何にするかがポイントです。母校のスポーツや趣味、仕事の業界などの括りで共通軸を用意すれば、世代が超えても交流ができると思います。 Q. アーカイブ化の是非 (リアルタイム参加の減少懸念等)(立教大学回答)アーカイブ化することにより、当日参加できなかった方にも見てもらえますし、また、お好きな方は何度でも見ることができます。オンライン配信とアーカイブするコンテンツを両方用意するなどの工夫をすると良いと思います。本学ではアーカイブで応援団の動画が1万件を超える視聴でした。毎晩寝る前に見ている人がいるかもしれないですね。(筑波大学回答)ライブ配信時の参加者数は1,000人程度でした。できる限り、アーカイブは残しておく方が良いと思います。最近の人の感覚だと、「アーカイブは残るもの」という意識があるため、ライブ配信参加者数が減ったとしても微々たるものと思われます。(桜美林大学回答)リアルタイムで参加できない人へ大学の企画イベントに触れる回数を上げるために、アーカイブは絶対した方が良いと考えています。リアルタイムでの参加者数を増やしたければ、リアルタイムでしか参加できない応募企画などを用意すると良いんじゃないかと思います。(笑屋回答)事前にアーカイブを残すことはあえて表明せず、リアルタイムで参加しなくては楽しめない企画も盛り込むのが良いと思います。桜美林大学さまがご回答されている応募企画も良いですし、オンライン交流会も良いと思います。 Q. オンライン環境において、いかなる運営、具体的手段 (ツール) などでリアル開催に近い一体感を醸成することができると思いますか?(立教大学回答)見たことのある風景、タイムスケジュールなどの工夫で自分の目の前の状況との対比ができる風景を提供する。(筑波大学回答)現実に限りなく近い仮想空間をつくることができるようになれば、リアルに限りなく近い開催が可能になると思う。現在はまだ無理なので、声や見た目や匂いなど、ファクターをひとつづつクリアしていくことで、少しずつリアル開催に近づいていくと思う。(笑屋回答)oViceなどのコミュニケーションツールやハイブリッド開催を通じて、よりリアル開催に近い、リアル開催以上の体験が実現できると思います。 Q. 2021年度の開催方法予定と、制作時の卒業生のかかわり方はどのように行う予定ですか?(筑波大学回答)ハイブリッドを予定しています。卒業生は昨年同様に、トークショーの企画や司会・進行等に協力いただきたいと考えています。(桜美林大学回答)ハイブリッドを目指しています。卒業生は企画アイデア出し、運営方法の検討程度に協力していただく予定です。(笑屋回答)弊社ではハイブリッド形式の開催が主流になると考えております。体重のかけ方を大学さまごとに変化させ、その大学らしさの演出をすることが必要だと思います。 3. 告知・集客方法についてQ. 周知、案内方法はどのようなもので行いましたか?(立教大学回答)会報誌、SNS、ホームページ等で告知。(筑波大学回答)専用Web、大学基幹ページへの宣伝掲載、SNS、メール、葉書。年配卒業生の方にも上記と同じアプローチ方法を行いました。(桜美林大学回答)主にSNSでの発信や校友会員に向けた直接のメール。Web広告は使用しましたが、効果はあまり期待できない印象です。(笑屋回答)従来通りの郵送によるアプローチもありましたが、特にオンライン開催はSNSでのアプローチに力を入れている大学さまが多いと思います。ただし、年配の卒業生への告知は郵送が良いと思います。Q. 情報発信で工夫した点はありますか?(立教大学回答)運営全体のコンセプトは「世界とつながる」という点以外は特にこれまでと変えていません。なので、各年代層に視聴してもらえるようなコンテンツの作成に努めました。また、リアルタイムでの配信も併せて行うことで、「ホームカミング」の臨場感を出すことに注力しました。(筑波大学回答)著名な卒業生に参加してもらい、SNSで拡散してもらいました。バズることを期待し、卒業生が興味を持ちそうなネタをSNSに投下していました。(桜美林大学回答)SNSは登壇者をメンションしました。「わたし出ます!」と拡散に協力していただきました。(笑屋回答)コンテンツを小出しにして投稿していくのと、写真や動画などビジュアルで訴求できる素材が有効だと思います。あと、Facebookのフォロワーが一定数いれば、SNS広告をやってみるのも手段の1つだと思います。 Q. オンラインホームカミングデーへの参加率アップのための工夫について具体的にご教示ください。(立教大学回答)面白い企画を立てるのはもちろんですが、当日も含めてプロを使うこと。費用はそこにかけるべきで、映像制作や進行役、出演者もオンラインでの運営に長けた人材を使うことだと思います。あとは、参加率を上げるのは幅広い年代層に訴えかけるものをつくる必要があると思います。(筑波大学回答)広報力の強化が最重要だと考えています。普段からSNSで卒業生が興味を持つような投稿をし、地道にフォロワー数を稼いでいくことが最終的に良い結果をもたらすと思います。SNSを利用していない人に対しては、友人同士で連絡を取り合ってもらったり、グループで参加する施策を行ったりして、連絡先を確保しています。また、今回行ったクイズ大会は、研究の紹介など大学のプロモーションをエンターテインメント化するという画期的な施策でした。この中に卒業生の多くが興味を持つ問題を織り交ぜることで、幅広い年代に受け入れられたと思います。これを繰り返すことで、名物企画としてホームカミングデーを楽しみにしてもらえるものと思います。(笑屋回答)オンラインでの告知施策が重要なので、SNSを毎日投稿したり、郵送を年配層に絞って余った予算をWeb広告に使うことが有効です。あと、YouTube Liveのプレミア公開を設定すると、動画再生ページが作成されます。動画再生ページでは視聴開始前にプロモーション動画を流せるように設定できたり、見逃し防止の通知ボタンやコメント欄の開放ができますので、事前にこのページを開設して多くの卒業生にシェアするのが効果的です。 4. その他Q. オンライン開催の場合、本人確認はどのように行いますか?(立教大学回答)オープンソースでの公開を行っているので、特に制限はかけていません。(筑波大学回答)申し込み時に本人確認し、参加URLをメールにて本人のみに送付する。または、事前に参加用にメールアドレスを申し込んでもらい、許可されたメールアドレスのみ参加できるようにする。(桜美林大学回答)誰に見てもらっても良いので確認はしていません。プレゼント企画でメールアドレス、個人情報を取得などはしていました。(笑屋回答)事前参加申し込み制にして、名前と卒業年などの情報を入力してもらい、本人確認をする。視聴URLは限定公開にし、本人確認が取れた卒業生のみにURLをお送りする方法があります。立教大学さまや桜美林大学さまのように誰でも見れる内容であれば、卒業生のみならずさまざまなステークホルダーに訴求できるチャンスになります。 Q. 著作権 / 肖像権に係る注意事項(立教大学回答)出演者との動画作成やオンデマンド配信に関する確認を十分に行うこと。(筑波大学回答)著作権、肖像権については事前に確認する。(桜美林大学回答)出ていただく方へは企画書の提出、事前打ち合わせを行いました。音楽は完全にフリー素材。 Q. 校友会組織は年長者が多いが、どうすれば若手卒業生に関与してもらえるようになりますか?(立教大学回答)若手が活躍できる組織や場を提供して、新しいコミュニティをつくっていくことだと思います。年長者に苦手意識がない人は良いが、「何を目的に集まるか」ということ自体が違うものだと思うので。(筑波大学回答)20代はtwitterやInstagram。30代40代はFacebookというように、世代によって攻めるSNS等の広報手段を使い分けるようにしています。(桜美林大学回答)若者向けのイベントしかやらない。それについてこられる方は感覚も若いので、昔ながらの変なこだわりなどは少ないように感じています。(笑屋回答)若手卒業生の組織を立ち上げるのが1つの手段だと思います。若手卒業生に刺さるコンテンツやイベントを企画していき、コミュニティをつくっていくことが重要です。Q. 校友会事業に費やすコストとその回収についてなにか施策を打ち出していますか?(立教大学回答)校友会は大学本体とは完全なる別団体なので、その運営コストについては直接的な「回収」という概念は持っていない。当然ながら大学や法人に対する寄付、校友会自体に対する寄付は期待するところであるが。(笑屋回答)短期的に100%以上回収することは難しいですが、満足のいくサービスを提供していれば、回収も徐々に可能だと思います。 Q. 同窓会間の盛り上がりの差について(立教大学回答)同窓会間の差については、メンバーや目的、地域性などで差が出るのは当然だと思います。ほかの会の事例などを積極的に紹介して参考にしてもらうなどの取り組みを行っています。(筑波大学回答)恐らく、同窓会間の情報共有はされていないため、ほかの同窓会がどのような感じなのかは知らないものだと思います。我々のような部署が同窓会の情報を集めたり、連携していくことで、その同窓会に見合ったアドバイスをすることは可能だと思います。 Q. 既卒者のメールアドレスの登録を増やす施策はありますか?(筑波大学回答)アンケート回答者へのプレゼント企画を行いましたが、思ったほど集まりませんでした。メール以外の連絡手段を増やすようにしています。(桜美林大学回答)プレゼント応募企画が有効かと思いましたが、Amazonギフト500円プレゼントで取得できたデータは500件未満。そのうち既に所有していたデータが300件以上でした。もっと応募したい!と思わせる賞品が必要なのかな…?と思いました。(笑屋回答)事前申し込み制の魅力的な企画を用意することでしょうか。オンライン交流会や事前申し込みしないと観られない視聴型の企画を用意するのが良いと思います。 Q. 在学中に愛校心を身に着けさせるためには何をすればよいでしょうか?(立教大学回答)共感する時間を多くつくる(つくってもらう)こと。そのためのサポートを教職員は日向なり影なりから行うこと。(筑波大学回答)まず、教職員の態度で学生に嫌な思いをさせないこと。そのうえで「大学は学生の皆さんのことをちゃんと見ているんだよ」という姿勢を見せることだと思います。その他にも、課外活動や学園祭やスポーツ応援など、友人や先輩後輩たちと一緒に大学生活を満喫してもらうことが大事だと思います。(桜美林大学回答)大学スポーツ応援。イベントや学校行事での教職員との協働。(笑屋回答)在学時に卒業生(校友会)といかに良質な体験を積ませるかが重要です。例えば、就活時に卒業生からキャリア支援を受けた体験がある在学生は、卒業生になってからも在学生へ支援する気持ちや母校愛が高い傾向にあります。さいごにAlumni Labs (アラムナイ ラボ) では、定期的に勉強会や交流会などのイベントを今後も開催していく予定です。ご興味がございましたら、ぜひご参加ください!